哲学の道は、左京区の銀閣寺から若王子神社前までの琵琶湖疏水分線西沿い約2キロの小道をさします。
足利義政が文明(1482)年に隠居生活を送るため、山荘として建てた銀閣寺前から、東側に「幸せ地蔵」として知られる弥勒院を見る事ができます。川を渡ってのぞくと、「幸せになりますように」などと書かれた護摩木、お守りなどが置いていあります。
哲学者・西田幾多郎がこの道を散策しながら思索にふけったことからこの名がついたと言われています。「思索の小径」と呼ばれていたものが、いつしか「哲学の道」と呼ばれるようになったとされ、「日本の道百選」にも選ばれている散歩道です。 道の中ほどの法然院近くには、西田が詠んだ歌「人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり」の石碑があります。