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南座

南座

歴史

室町時代の頃から鴨川の四条河原では、田楽猿楽の勧進興行が芝居小屋として常設的に催しを行っており、慶長8年(1603)この四条河原で出雲の阿国が「かぶき踊り」を演じたのが歌舞伎の発祥とされています。

元和年間(1615~1623年)には京都所司代より四条河原町に7つの櫓(座)を開くことが認められましたが、数度の大火によって明治を迎えたのは2座のみでした。明治26年には北側芝居も廃座となり、南座だけが歌舞伎発祥の現在地に残ることとなりました。
国の重要文化財にも指定されているわが国最古の劇場 南座は、7つの櫓(座)の伝統を今に伝える唯一の劇場です。

見所

毎年12月に行われる顔見世興行では、役者の名前を勘亭流と呼ばれる肉太書体で書いた木の看板「まねき」が掲げられ、東西の花形歌舞伎役者が南座に勢揃いします。場内は花街のきれいどころも賑わいを添え、まさに師走の華やぎに包まれます。
その豪華さで毎年大変な評判を呼び、平日興行も人気を博しています。

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