豊臣秀吉の正妻、北政所(ねね)が秀吉の菩提を弔うために慶長10年(1605)に開創されたお寺。造営に際しては、徳川家康の多大な財政援助があり、寺観は壮麗をきわめたといわれていますが、江戸時代にたびたびの火災にあって焼失してしまい、現在残っているのは開山堂・表門・観月台・秀吉と北政所をお祀りしてある霊屋・利休の意匠による茶席で伏見城から移建された傘亭、時雨亭等で、国の重要文化財に指定されています。
春と秋にはライトアップが行われ、特別拝観でのお楽しみいただける高台寺。ライトアップされた境内は、幻想的な雰囲気を演出し、昼間の景観とはまた違った見所を発見していただけます。また、高台寺横の石段は、土塀が続き京の情緒を感じながら、散策していただけるスポットとなっております。